不動産業界の高い利益率&悪しき慣習 の正体?!
今回のテーマは、不動産業界の「利益率」と「悪しき慣習」です。
私自身、現場監督の経験があるので、建築現場の良し悪しはよーーーく
身に染みて分かっているつもりです。
田舎生まれで根は真面目な九州男児ですので、よく建築現場の職人とモメた
記憶があります・・・時には胸ぐら掴みあったり、ヘルメットを投げたりと
やんちゃな事もあったなぁ~と、ほくそ笑むこともあるぐらい。笑
そんな不動産(建築)業界ですが、いまだ消費者にとってはグレーな業界・・
「騙されるんじゃないか?!」などの見方をされるのも少なくありません。
現に、相場価格より高い価格で売買や賃貸の契約をしたり、詐欺に近い契約を
したりと、なかなか悪いイメージは払しょく出来ていない業界です。
しかし、この過大な消費者サービスの現代において、何故なんでしょう?
例えば、『衣・食・住』で言うところの売り手である、アパレル業界・食品業界・
住宅業界で分けて考えてみると、コスパ努力が足りない(利益率が高い)のは
ダントツで『住=住宅業界』だと言えるでしょう。
また、建築現場では未だにマナーの悪い現場作業員は数多くいますし、そのマナーの
悪さを見ていると建築施工は本当に大丈夫なんだろうかとよく心配になるもの。
この理由は、「経験」と「情報格差」と「事業側と消費者の心理かい離」にあると
私は考えています。
衣服や食品は、割と日々の生活の中で買い物をするので、相場観があるのに対し、
住宅という高い買い物は人生に1度、多くて2度・・ですよね。
それに、情報格差という点でも「知っている住宅メーカー」の情報は、
テレビコマーシャルや住宅展示場でしか知りえる機会があまりなく、一般的には
大手の売り手主導である情報の擦り付けによる「情報操作」の上に消費者心理が
成り立っているものだと言えます。
・・ということは、売り手であるメーカーは、情報格差があることをいいことに
消費者の感覚ではなく、市場に合わせた値引きやコスパ感で、価格決めやサービス
展開が出来るということになります。
(すこし悪い言い方をして申し訳ありませんが・・。)
また、建築現場の作業員も「お客様から仕事を頂いているんだ」という責任感で、
現場での安全/品質/工程管理を行うことで、またより良いサービスの提供が出来る
はずなのです。この発注元と現場のスタンスの統一が大事なんです。
私は、今の立場上、企業内の従業員様向けにセミナーを行っており、「中立的な
住まいの知識や情報提供」をしていますが、皆さん口揃えて「知ってて良かった」
「もっと勉強しなくちゃ」というご意見を頂戴しますし、「自己防衛」の意識が
高まっていることも実感できます。
ITが進み、情報化社会になり、色々と情報がオープンな時代になってきて時代では
ありますが、売り手の情報操作に乗らないように「どの情報が正しいのか」「どの
基準に合わせるべきなのか」をよく見抜いてからことを進めることで、住宅に対する
将来の不安の払拭、本当の意味での「幸せな」人生設計が出来るのではと思います。
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